ニコチンの影響


たばこの主成分はご存知ニコチンです。
ニコチンには脳の視床下部と呼ばれる部分を刺激する作用があります。
視床下部はヒトの体温調節の中枢です。
視床下部が刺激されると、脳は「汗をかいて体温を下げよう」という信号を出すため、エクリン腺からの発汗作用が活性化されてしまいます。

エクリン腺については過去の記事でも触れていますが、簡単に説明すると、水分を多く含んだサラッとした汗を出す腺です。

エクリン腺から出た汗そのものに臭いはありません。
しかし、エクリン汗の増加は、わきがの原因となるアポクリン腺から出た汗の臭いを遠くまで飛ばしたり、細菌による汗の分解を早めて臭いの発生を強めることにつながります。